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【新着:Writing重視の流れ】英検🄬大改定と高校入試・大学入試に見える今後求められる英語力

【新着:Writing重視の流れ】英検🄬大改定と高校入試・大学入試に見える今後求められる英語力

2024.02.20

すでに始まっている英語Writing重視の動き
日本英語検定協会では、いわゆる英検🄬で、2024年度、ライティングに於いて大改訂を行うようです。
今回は英検🄬の取り組みと各学校のWriting重視の具体的な動きを見ていきましょう。

今回の英検🄬の変更点は以下の表のとおりです。☞詳しくは2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp)

ライティングの変更点のポイントは?

一番大きな変更点は、ライティングの設問が増えるという点です。
これは単純に準備にこれまでの2倍の手間がかかります。これまでライティングで得点をとれるように一点突破をしていた方は、ライティングの練習にもっと時間がかかるようになります。また要約問題のため、要約するための文章をしっかりと理解する読解の要素も入ります。準1級の例題をざっと読んでみましたが、語彙のレベルは完全に準1レベルではなく、読解問題で出題されるレベルよりも簡単です。リスニングのパート2ぐらいの内容と考えれば、わかりやすいかと思います。

要約問題の解き方

実は同じ要約問題でも、2級と、準1以上では少し変わってくると思っています。というのは、準1と1級には設問に”summerize it in your own words as far as possible in English”と書かれています。2級はその記述がないため、要約と言いつつもほとんど使われている英単語をピックアップしながらでの作文になると思われます。特に小学生で2級を受ける場合は、自分の言葉での言いかえはかなり難しいのではないかと思います。以下は要約文で必要な4つの要素です。

①言葉を言い換える(そのまま抜き取って使わない)
②結論を変えない(自分の意見は入れない)
③例文、具体例は省く(メインのアイデアには関係がない)
④1段落で書く(もともと3段落以下の短い文章のため、1段落でまとめる必要がある)

Email文の書き方

準2級と3級はEmail文への返答です。しかし問題形式がそれぞれ違っており、3級はスピーキングテストのように、送られてくるEmailに書かれている質問に答える形式、準2級は、Emailを読んで下線の引かれていることに対して2つ質問を盛り込んで返答をする形式です。なお、Emailの形式的な挨拶はすでに書かれており、本文のみを書けばよい形です。

準2級のサンプル問題では、a pet robot に下線が引かれていました。さらに、こういったロボットペットがこれからより向上するか(Do you think that robot pets will improve in the future?)が全体として聞かれています。

3級のサンプル問題では、1 How many people were at the party ? 2 How was the food? という2つの問いがありました。自由に答えるというのが、低学年には難しいかもしれません。

大改定の背景にあるものは?

何よりも大事なのは、その文章の中で言いたいことが何かをつかむ力です。ここはどちらかというと英語以前に日本語の読解力が試されていると言っても過言ではありません。日頃から日本語でいいので、要約の訓練が必要です。そのうえで、それを英語にしなければならないので、かなり運用力が試されます低学年で上位級を受験する場合にはかなり壁になる今回の改定と言えます。

今後の英検の展望について。

今回の変更は、明らかに英語の運用力をより図るための変更です。現在「大学入試共通テスト」がけん引する、①読解力、②思考力、情報処理、③原理読解 を、英検でも入れ込んでいるイメージです。そもそも英検は問題形式が20年近く変更がなく、難易度を挙げるための手法が単語のレベルを上げること以外には存在しない、限定的な能力を測るテストであるという評価を2012年に受けているテストです。実際に英検2級は高3レベルと言われていましたが、中学生ぐらいで2級を取得した生徒でも、今の共通テストで8割以上取れる生徒はほとんどいないでしょう。それほどまでに共通テストは問題の形式を変え、読み取る力、処理する力に重点を置いてきました。今回の変更はそれらに追随するものと考えます。

Writingを重視する傾向はすでに高校入試や大学入試に表れています。

高校の一例:中央大学附属高等学校2023年度

あなたが考える「日本が世界に誇れるもの(日本についてあなたが一番好きなもの)」は何ですか。1つ具体的な例を挙げ、その理由を書きなさい。

25語以上の英語で答えること。なお、ピリオド、コンマなどの符号は語数に含めない。

 ☞中央大学附属高等学校2024年度

あなたが高校生になった時、日々の生活の中で、何が一番大事になると考えますか。以下の英文が、完成するように、最初の下線部に最も大事だと考えること・ものを1つ挙げ、さらになぜそう考えるのか、その理由と具体的な説明を書きなさい。

*最初の下線部の語数は問わないが、理由と説明については40~50語の英語で答え、解答用紙のマス目ごとに、1単語ずつ記入すること。なお、ピリオド、コンマなどの符号は語数に含めない。

 大学の一例:山形大学2023年度

「Blaine Bassettは雪の降る冬を過ごすためにレイクタホに移った。彼の会社であるTripActionsは遠隔地にあるため、彼はここに残った。現在、彼はタホからサンフランシスコまで超通勤し、長時間のドライブと宿泊に直面している。リモートワークのトレンドにより、超通勤は増加しており、住む場所の柔軟性が増している。しかし、オフィスの存在感が薄れたり、疲労が蓄積したりといった課題もある。Bassettは欠点にもかかわらず、超通勤を続けるつもりだ。」の内容の約530語から成る英文を読み、次の質問に答える。

Do you think the trend of super-commuting will continue to increase? Why or why not? Explain in 40-50 English words.

 ☞山形大学2024年度

英語のエッセイは配点が2倍になると予測されます。

 

 

さらにエッセイの配点だけでなく、英作文の内容にも変化が見られています。慶應義塾大学理工学部の2024年2月12日に実施された入試問題で、早稲田とゆかりのある村上春樹氏の「辺境・近境」を英作文にする問題が出題されました。

 問題文は以下の通りです:

 日本文: 大学に入るときに東京に出て、そこで結婚して仕事を持ち、それからあとはあまり阪神間には戻らなくなった。 たまに帰郷することがあっても、用事が済むとすぐに新幹線に乗って東京に帰った。 生活が忙しかったこともあるし、外国で暮らした期間も長かった。 それに加えて、いくつかの個人的な事情がある。世の中には 故郷にたえず引き戻される人もいるし、逆にそこにはもう戻ることができないと感じ続ける人もいる。 両者を隔てるのは、多くの場合一種の運命の力であって、それは故郷に対する想いの軽重とはまた少し違うものだ。 どうやら、好むと好まざるとにかかわらず、僕は後者のグループに属しているらしい。 (村上春樹。 『辺境・近境』。 1998年より一部改変)

 この問題に対するいくつかの解答例をご紹介します:

 東京大学教育学部のAさんの解答: Some people constantly return to their hometown, while others always feel like they cannot return there anymore.

東京大学薬学部のBさんの解答: Some people have to constantly return to their hometown, while others continue to believe that they can no longer return there.

早稲田大学のCさんの解答: There are two types of people; those who always go back to their hometown, and those who think they don’t deserve it anymore.

早稲田大学のDさんの解答: While there are some who are always brought back to their hometown, there are some who keep denying going back there.

慶應義塾大学のEさんの解答: Some are brought back to their home countryside continuously, some conversely feel that they could never return to there anymore.

この問題は、日本語の解釈と英語への適切な表現力を問うているものであり、受験生の語学力が如実に反映される問題と言えます。入試問題としては、心情描写や日本語としての解釈の余地を考慮した解答が求められます。

I-PEeceでは次のように書いてみました。
Some people are constantly drawn to their hometowns, while others feel they can never return there again.

 表現力:’constantly drawn to’や’can never return’などのフレーズは、感情や状況を的確に伝えて自然で適切な表現を使用し、故郷から切り離されたと感じる感情の複雑さを効果的にとらえています。

文法と構文:文法的に正しくても、より自然な響きになるよう工夫します。

バリエーション: 他の解答例と比較しながら、いくつかの異なる言い回しを試してみると良いかもしれません。英作文では、多様な表現を使うことが重要です。

 *入試問題のエッセイや英作文に共通することは、英語の問題といえども、日本語力がなければ解答に結びつかないということを知っておきたいです。引き続き練習を重ねて、さらに高いレベルの英語表現を目指してください。英検🄬や各入試問題でエッセイや英作文などwriting力が今後ますます重視される背景がお分かりいただけたでしょうか。I-PEeceではReading, Listening, Speaking, Writingの学び直しや、皆さまお一人おひとりの夢を実現していただくためのオンライン・プログラムをご用意しています。ぜひご相談ください。🌟

 

 

 

 

 

 

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